渡独前、東京のドイツ大使館の予約が取れなかったので仕方なく現地申請をしました。ワーホリビザの現地申請はかなり大変ですが、私の経験が少しでも誰かの役に立てばいいなと思い、本記事ではワーホリビザ申請の流れや必要な書類を紹介していきます。
- ドイツ入国日:2023年6月28日
- ドイツの住所、ビザ申請した場所:ミュンヘン
1.ワーホリビザ現地申請の必要書類
- ワーホリビザ申請書 (Antragはミュンヘン外人局のホームページからダウンロード)
- パスポート、パスポートのコピー
- 証明写真
- 往復の航空券
- 預金残高証明書(往復の航空券がない場合には最低4000ユーロの預金残高)
- 住民登録証明書
- 健康保険(歯科治療・女性は妊娠時の保険をカバーしているもの)の加入証明書
【引用元】https://stadt.muenchen.de/service/info/hauptabteilung-ii-buergerangelegenheiten/10338855/
2.ワーホリビザ現地申請の流れ
①必要書類を揃える
書類の揃え方の順番としては、
住民登録
銀行口座開設(日本でユーロの預金残高証明書がある場合には必要なし)
ビザ申請書類を記入
健康保険加入証明書(WH期間を完全にカバー)、証明写真、パスポートのコピーを準備
という順番が一番良いかと思います。理由は銀行口座開設には住民登録の用紙が必要になるためです!
②書類を管轄の外人局に送る
書類送付の方法は3つあります。
- 外人局のホームページから所定のオンラインフォームにて書類を添付する方法
- 所定の外人局の管轄に郵送する方法
- 外人局のエントランス前に設置されている郵便ポストに直接自分で提出する方法
私は、まずオンラインのフォームでスキャンした書類を全て提出しました(7月25日)。その後何の音沙汰もなかったので、郵送もしました(8月8日)。最初のオンラインフォームでの提出から1ヶ月以上経っても何の音沙汰もなかったので、外人局のエントランスにあるポストに直接書類を提出(9月4日)と3回ほど書類を提出しました笑。
③外人局からリプライが来る
私の観光ビザの期間は9月25日までだったのですが、外人局から返事が来たのは9月12日でした笑。書類に書いてあったのは、「あなたの予約は10月9日午前8:00です。指定の日時に外人局に来てください」というものでした。その日はすでに私の観光ビザでの滞在期間を過ぎていましたが、この外人局の予約証明書があれば滞在しても良いということになると言われました。
ワーホリビザ申請での予約は外人局が取るため、外人局から「あなたの予約を取りましたよ」という連絡をただ待つしかない状況でした。「〇〇日にあなたの面談の予約を取りました」という旨の連絡が外人局からきますので、指定された日に外人局へ向かいます。
基本的にワーホリビザ申請では、観光ビザの期限が切れる1〜2週間前にしか外人局からのリプライは来ないものだと思っていていいと思います。そして、取得できた予約は観光ビザの期限が過ぎた日時を指定されることがありますので、その都度外人局の職員に観光ビザの期限が切れてしまうということを念のため、確認しておいた方がよいかと思います。私は外人局のスタッフに直接聞いて、この紙切れ一枚で観光ビザの期限が切れた後から予約日までの滞在許可になると言われました。(とてつもなく不安でした笑)
④指定の日時、ついに!外人局へ
予約時間の20分前くらいに外人局に到着して、指定の待機エリア(Wartezone)で待っているとスクリーンに自分の予約番号と面談を実施する部屋番号が表示されます。自分の予約番号が表示されたら、指定された部屋へ向かいます。
証明写真も一緒に郵送していたのですが、私は外人局の面談の際にも写真を要求されましたので、証明写真を提出しました。念の為全ての書類(郵送は全てコピーだけだったので、原本を持っていきました)を持参していましたが提出は求められませんでした。日本人は現地申請時のビザに料金はかからないので、支払いはありません。
証明写真を提出し、サインをして終了!わずか10分もないくらいでした。担当してくれた方は笑顔で「じゃあ後は家にビザを郵送するから、ポストに自分の名前ちゃんと書いてあるよね?」と言われて「Ja」というと、これで終わりだよ〜と笑顔で言われて退室。本当に大丈夫か?と不安になりつつも笑顔で退室しました。
⑤次の日に外人局から仮ビザが届く
次の日、郵送にて外人局から仮ビザが届きました。ちなみに、申請日は外人局で証明写真を渡した日となります。私は、6月28日に入国しているので、観光ビザで滞在できる期間(90日)を過ぎてしまっています。本ビザが手元に来るまでの間の仮の滞在許可証が必要になりますので、本ビザが届くまではそれが滞在許可を示すものになります。
⑥1ヶ月後に外人局から本ビザが届く
仮ビザが届いてから約1ヶ月後くらいに郵送で外人局から本ビザが届きました。私は不在だったので、不在票を持って近くの郵便局まで取りにいきました。結局6月28日に入国しましたが、来年の10月まで滞在可能になりました。
3.現地申請のメリットとデメリット
メリット
- 書類さえ揃えれば確実に取得できますので、その点は他のビザと比べると取得しやすい。
- 日本人は無料 (地域や州によって異なる。ミュンヘンは日本人のみ無料)
- 観光ビザの期間(90日)+ワーホリビザの期間(1年)で日本で申請するよりも長くドイツに滞在できる。
デメリット
- 対応するスタッフによって返答が違うことがある。
- 滞在許可なしでの生活は精神的に辛い。
- 観光ビザでは就労ができないので、ドイツに到着してすぐに仕事がしたい!と思って も、ビザなしでは働くことができないのである程度の経済的な余裕が必要。
外人局の情報や申請方法などについては、対応が変更されることもありますので、外人局のホームページで直接確認し、不明なことなどは直接外人局へ問い合わせるのが無難かと思います!!
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